色々な立場の方がおられると思います。
好きになってしまった人が既婚者で
彼の夫婦関係は破綻していて
どうしても彼と一緒になりたい人もいれば
夫に不倫されてしまったけれど
彼とは別れたくない
自分にも悪いところがあったと思うので
再構築をして関係を築き直したい
と思っているサレ妻の立場の方もおられるでしょう。
どのような関係性であっても
男性VS女性の場合には種の保存プログラムが発動しているので
良い関係を築きたいなら基本は同じです。
結婚とは単なる社会的な制度に過ぎず
結婚したからと言って
その先の人生ずっと他の誰にも惹かれずに
自動的に相手だけを一生愛し続ける
などということはないわけで
お互いがかけがえのない関係でありつづけるためには
その関係を大切にして、はぐくんでゆく気持ちが大切だと思います。
そんなふうにこれまで
愛情と信頼関係を築き上げてきたのであれば
あなたを傷つけてまで
彼が不倫に溺れることはなかったかもしれません。
けれども第1の原則で説明した通り
健康で男性的能力を有している男性であれば
種の保存の機会を無駄にしないよう
チャンスがあればめちゃくちゃドーパミンが出て
そっちに突き動かす力が働いているのだ
ということを賢いあなたは理解する必要があります。
不倫の再構築で最も躓くのが
「夫はどうしてあんな馬鹿なことをしたんだろう?」
→そんなに馬鹿な男だったんだろうか?→許せない
「わたしのことや家族のことを考えなかったんだろうか?」
→わたしのことはどうでもよかったのだろうか?→許せない
「私を騙してまであの女に会っていたなんて、そんなにあの女に惹かれていたのだろうか?」→わたしよりもあの女を優先していた→許せない
の様な気持ちだと思います。
けれども種の保存プログラムは生理現象なので
理性の10倍もの力を持って
そちらの方向に男性を突き動かしてしまうということを
理解しないと真実は見えません。
あなたも生理前などに
どうしようもなく気持ちが乱高下したり
どうしても甘いものがやめられなかったり
そんな経験があると思います。
後から考えれば
どうしてあんなことをしてしまったんだろう?
と思うようなことも
ホルモンは簡単にさせてしまうのです。
男性が別れた不倫相手のことを
「別に本当に好きだったわけではない」
と言うことがありますが
あなたにバレてお相手と別れたのであれば
それは本心である可能性があります。
もし「本当に彼女のことが好き」になってしまったのであれば
あなたとの関係はすでに破綻して
彼女を選んであなたとは別れているか
もしくはそうしようとしているかのどちらかだと思います。
あなたを失うなどということは考えられないからこそ
かなり「本当に好き」だと感じていたとしても
どこかで決してあなたを失わないように
天秤にかけていたはずです。
あなたにバレた時に
彼が開き直って離婚を申し出たのではなく
あなたにもうしないと謝って不倫相手と別れたのであれば
それが彼の本当の気持ちです。
ですからこの先あなたが
この不倫のことを
消し去りたい思い出などではなく
心から気にならない
何なら笑って彼をイジれるくらい解き放たれて
彼との関係性をよりよくして
長い人生を共に歩んでゆきたいなら
これを機に
固い絆を結んでゆくための
新しい機会が与えられたのだと
考えていただきたいと思います。
わたくしは不倫肯定派でも否定派でもありません。
ご相談者様が不倫相手側だったなら
その方とお相手と奥さまが
最も幸せになるための方法を
一緒に探します。
三角関係などというものは存在せず
あなたとご主人
不倫相手とご主人
の関係があるだけです。
どちらをかけがえのないものにするかは
当事者次第です。
今は怒りや悲しみで
見えなくなってしまっているかもしれませんが
ご主人のことを本当に愛しているのであれば
再構築はいつかはネタとなり
深い幸せへとお二人を導く機会に変えられます。
でももし
あなたがご主人のことを
単なる同居人やATMのようにしか思っていないのであれば
再構築などむなしいだけです。
もし不倫相手の女性が
心からご主人を大切に思っているのであれば
あなたとは別れてその方と一緒になった方が
3人とも幸せではないでしょうか?
3人の中にあなたも入っているのは
どういうことかというと
もし上記の状態であるならば
心から愛せる人とあなたは結婚しなかったということですから
そういう人とやり直したらいいと思います。
今から?
そんな・・・
そんな風に思うのであれば
まずあなたは女性としての喜びや幸せを
諦めてしまっていたことに気づいてください。
お子様がおられようと
あなたがいくつであろうと
愛し愛される関係性は築けます。
まずはぜひマニュアルを読んで
なぜご主人が他の女性に目移りしてしまったのか?
を理解してはいかがでしょう。